DSC02557

電子書籍を自炊する:おすすめスキャナ「ScanSnap S1500」とPDF化のコツ

前回の記事

の続きで、今回は裁断した書籍をスキャナで読み込む際のコツなどをまとめてみたいと思います。

ScanSnap S1500

今回オススメするスキャナは富士通のScanSnap S1500です。

Windows版 ScanSnap FI-S1500

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

posted with amazlet at 11.03.29
富士通 (2009-02-07)
売り上げランキング: 309

Mac版 ScanSnap FI-S1500M

FUJITSU ScanSnap S1500M FI-S1500M (Macモデル)
富士通 (2009-02-07)
売り上げランキング: 584

Windows版とMac版の違いは?

上記2機種の違いなんですが、基本的には付属するソフトが違うだけです。Windows用のS1500にはAdobe Acrobat 9 Standard、Mac用のS1500MにはAdobe Acrobat 8 Proが付属してきます。なので、すでにMacでAcrobat Proなどを持ってる人は、Windows版のS1500を買えば、Windows用のAcrobatが手に入ります。

ハードは両方とも同じなので、付属ソフトが気にならなければ、色で選んでも良いかも知れません。

ScanSnap S1300

FUJITSU ScanSnap S1300 FI-S1300

FUJITSU ScanSnap S1300 FI-S1300

posted with amazlet at 11.04.03
富士通 (2009-11-21)
売り上げランキング: 676

ちなみにS1500の半分くらいのサイズでUSBバスパワーで駆動可能なS1300というのもあり、こちらも所有しているのですが、読み込みスピードが遅いこと以外は特に問題ありません。

S1300はWindows/Mac共用なんですが、Acrobatが付属していないのでご注意を。後述しますが、電子書籍を自炊するのにAcrobatのOCR機能が欠かせないので、Acrobatを持っていない人はS1500を購入するのが良いと思います。

逆に言うと、すでにAcrobatを持っていて、あまり大量に自炊しない人はS1300で十分。価格もS1500に比べて1万円ほど安いので、こちらの機種もおすすめです。

ScanSnapの準備

それでは、ScanSnapの準備ができたところで、スキャンを始めましょう。このScanSnap S1500シリーズなんですが、フタを開くと結構でかくなります。特に、スキャンし終わった紙の受け皿になる部分は全開にしておくと、書籍がばらつかなくて良いです。


裁断した書籍をセットする

今回読み込むのは、「手を動かしながら考えるビジネスプラン」という本。事業計画書などを、プロジェクトの規模に応じて作成できるガイド的な書籍です。持ち歩きたいので電子化します。

まずは断裁機などで切ったものを用意します。

とりあえずパラパラとめくって、くっついている部分が無いかチェック。

さっそく見つかったので切り離します。

斜めに広げてみて、更に確認。

問題がなければ、1センチ弱くらいの厚さを手に取りましょう。

表紙が奥に、上部が下に来るように差し込みます。これでセット完了。

スキャンの設定

スキャンの設定ですが、「読み取りモード」は

  • スーパーファイン
  • 自動
  • 両面読み取り
  • 継続読み取りを有効にします

に設定しておきます。

ただし自動の場合は、書籍によってはカラーモードをうまく判別してくれない場合があるので、手動で設定して下さい。私自身は表紙と中身でカラーモードを設定を変える場合が多いです。

  • 表紙と裏表紙のみ、カラーモードを「カラー」で読み込む
  • 書籍の本文が文字のみの場合はカラーモードを「白黒」で読み込む
  • 書籍の本文に色は使われてないが、モノクロ写真や図などが多用されている場合は、カラーモードを「グレー」で読み込む
  • 最後に、Acrobatを使って、表紙のPDFと本文のPDFを結合する

体感としては、「カラー」と「グレー」はそんなにファイルサイズが変わらない印象です。

また、「継続読み取りを有効にします」にチェックを入れておけば、途中で読み込み用紙が足りなくなった場合も、追加すれば続けてスキャンしてくれます。

そして、準備が出来たら青いボタンをぽちっ。

物凄いスピードでスキャンされていきます。さすがS1500!


足りなくなったら、ちょっと足す。


だいたいこのくらいの厚さまでは問題なく読み込みます。

AcrobatでのOCR化設定

ここで自炊で一番大事なAcrobatの設定です。手順は以下の通り。

Acrobat起動>「文章」>「OCRテキスト認識」>「OCRを使用して複数のファイルのテキストを認識」

ウインドウが開いたら「ファイルを追加」>ファイルを選択して追加>「OK」

出力オプション>「OK」
以下の設定は、ファイルを上書きするので、別ファイルにしたい場合は上2つの項目を変更して下さい。

  • ターゲットフォルダ:元と同じフォルダ
  • ファイル名の指定:元のファイル名を維持
  • 出力形式:AdobePDFとして保存

テキスト認識設定>「OK」

  • OCRの言語:日本語
  • PDFの出力形式:CleanScan
  • 画像のダウンサンプリング:最低(600dpi)

テキスト認識については、以下のサイトでの検証を参考にさせていただきました。
http://d.hatena.ne.jp/inouetakuya/20100530/1275186244

これで、自炊したファイルをiPadなどにうつせば、電子化完了です!

この記事をシェアする